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初心者のためのガスクロ講座 第6回 圧力について

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圧力について

圧力とは、一定の面積に掛かる力の割合のことです。
ガスクロで良く使われる用語の「圧力」は、一般的にガスに掛かっている圧力のことを言いますので、ここでは「気体における圧力」について解説していきます。

 

圧力の単位

圧力の単位は「Pa(パスカル)」で表記します。
地球上の気圧の平均は101325Paといわれています。(約1013hPa、約100kPa、約0.1MPaとも表記できます)これがいわゆる「1気圧」「大気圧」とよばれる気圧です。これは「絶対圧」とも言われます。絶対圧とは、真空状態が0Paであると定義した数値です。つまり我々が生活している状態でも、常に大気からの圧力で押さえつけられている、とも言えるわけです。
しかし、ガスクロなどで使われる圧力計は大気圧状態なら「0」の位置を針が指示します。これは、私たちが生活している状態の気圧……絶対圧で約0.1MPa…を基準の「0MPa」とした数値に置き換えているからです。 これを「ゲージ圧」と言います。(ゲージとは「計器」という意味です。)特別な場合を除いて、基本的にガスクロではこのゲージ圧でガスなどの圧力を測定します。

 

ガスが流れるには差圧が必要

圧力とは、一定の面積に掛かる力の割合のことです。
ガスが流れるには、差圧がなければいけません。「差圧」とは、圧力の高いところと低いところの圧力の差のことです。差圧が大きければ大きいほどガスは流れやすくなります。  例えば「風が吹く」ということは大気中に差圧がある、ということです。高気圧(圧力が高い)から低気圧(圧力が低い)に向かって、風は吹きます。高いところにあるダムの水が、低い平地に向かって流れる、 といったイメージで考えればわかりやすいですね。  ガスクロに使うキャリヤーガスなどは、ガスボンベにガスを大きな圧力で溜めておき 減圧弁で任意の圧力に下げて使用するのが一般的です。
ガスボンベ=高い山にあるダム 減圧弁=ダムの放水用の水門 と考えるとわかりやすいでしょう。
  

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