株式会社ジェイ・サイエンス・ラボ

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初心者のためのガスクロ講座番外編 第2回 背圧弁について

背圧弁

前回解説した減圧弁は、2次側の圧力を一定に保つための弁でしたが、背圧弁は、逆の1次側の圧力を保つための弁です。
  

どんなところでつかうの?

「ここからここまでの流路の圧力を上げたまま、ガスを流したい」というガス制御を作りたい方にぴったりなのが背圧弁です。減圧弁の2次側に圧力を掛けたいモノ(WORK)を設置し、 さらにその2次側に背圧弁を設置します。
  

 

どんな効果があるの?

減圧弁は2次側の圧力を一定に保つ機能を持っているのですが、減圧弁の2次側に抵抗がなく、大気圧状態なら圧力は上がらずガスが流れるのみです。そこに背圧弁を設置すれば、背圧弁で設定した圧力になるまではガスは流れません。 圧力が溜まっていき設定圧力に到達すれば、それ以上の圧力にならないよう、2次側へガスが流れ出します。
  

背圧弁の仲間「リリーフバルブ」


リリーフバルブとは、配管や蒸気タンクなどの内部の圧力が上がりすぎての破裂などの事故が起こらないよう、一定の圧力以上になると自動的にガスを排出する部品です。 背圧弁、リリーフバルブは機能や内部の機構はとてもよく似ています。
  

 

よく似ている背圧弁とリリーフバルブ、どう違うの?

背圧弁の特徴
1.圧力を設定するハンドルがある(どれくらいの圧力を溜め込むかを、機器を使用する人が簡単に操作できる)
2.機器の正面などに設置され、機器の使用者が自在に操作できる場所に設置されている
3.制度の高い圧力の調整ができる
4.リリーフバルブと比較して高価
リリーフバルブの特徴
1.簡単に圧力を設定できない(ドライバーなどの道具でしか設定圧力を調整することはできない)
2.機器の内部に設置され、安易に圧力の変更ができないように設置されている
3.高い精度での圧力調整には不向き
4.背圧弁と比較して安価

  

 

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