株式会社ジェイ・サイエンス・ラボ

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初心者のためのガスクロ講座番外編 第16回 燃料電池について その3

前回の講座は燃料電池の構造について勉強しました。 今回は、燃料電池の種類やメリット・デメリットについて勉強しましょう。
 

燃料電池の種類

前回講座で少し触れましたが、燃料電池は「電解質」に使う材料によって いくつかの種類に分類できます。
 

表1では4種の燃料電池について詳細を記しています。4種類ともいろんなところで研究・実用化が進んでいますが、「①固体高分子型燃料電池(PEFC)」と「④固体酸化物型燃料電池(SOFC)」で、我々にとってちょっと身近な(?)エネファームが開発・市販されています。
 

エネファームって何?

エネファームとは、家庭用燃料電池の通称・愛称。 燃料電池実用化推進協議会(FCCJ)が、企業などに関係なく、 統一名称を決定しました。
 

発電効率って何?

発電効率とは、同じ電力を作り出すのに必要な燃料の割合です。 発電効率が高ければ、少ない燃料で多くの電力が得られるわけです。
 

メリットとデメリット

●メリット
・CO 2をほとんど排出しない
 消費するガスは主に水素と酸素であり、生成する物質は水です。
・発電効率が良い
火力発電など、他の発電方法と比較して高い発電効率を誇ります。
・発電時の排熱を利用できる
エネファームでは、排熱を利用してお湯を沸かしたり、発電所では排熱による蒸気でタービンを回してさらに発電できます。

▲デメリット
・高価
 現在では、触媒部分は白金などの貴金属類に頼る場合が多いです。
 安価な新しい触媒の開発に期待しましょう。
・水素の精製・運搬・保存方法に難がある
 水素は天然で確保するのは困難で、どうしても天然ガスや石油から精製しなければなりません。(その過程でCO 2を排出しています…)また、爆発の危険性があるガスですが、燃料電池用水素の安全・コンパクトな保存方法は、まだ確立したとは言えません。
 

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