株式会社ジェイ・サイエンス・ラボ

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初心者のためのガスクロ講座番外編 第19回 ヘリウムについて

今回は水素に引き続き原子番号2の元素であるヘリウムについてのお話です。

 

名前の由来

ギリシャ語の太陽「helios」から名付けられました。
太陽光線のスペクトルから発見され、太陽を構成する元素だと考えられた為です。
当初は太陽にしか存在しないと思われていたようです。

 

ヘリウムの性質

・無色、無臭、無味、無毒
・すべての元素の中で最も沸点が低く常圧下では気体のままでいられる。
・水素に次いで軽く、水素と性質は似ているが、Heは不燃性なので、さまざまな場面で安全に使用することが出来る。
・単体で安定した原子構造の為、他の元素と化合物を作りにくい。

 

ヘリウムの用途

★気球、飛行船
★変声ガス、風船などのパーティーグッズ
★光ファイバーや半導体の製造現場
★リニアモーターカーなどの超電導電磁石(冷却剤)
★IABPのバルーンに吹き込む気体、NMRやMRIの測定装置(医療)
★ガスクロマトグラフィーでもキャリアガスとしてもヘリウムがよく利用されています。
(※キャリアガスとは?という方はガスクロ講座第1回~第3回へどうぞ)
などがあります。

 

このように、Heは気体、液体共に、さまざまな処で使用されており、大変貴重です。
ニュースなどにもとりあげられていますが近年需要と供給のバランスが崩れ、入手するのが大変になってきました。
弊社でもHeの安定した確保、またはHeをなんらかに置き換えられないか、など日々試行錯誤しております。

 

 

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