株式会社ジェイ・サイエンス・ラボ

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初心者のためのプラズマ講座 第5回 疎水化と親水化ってなに?

プラズマは現在、その特性を利用し様々な産業で活用されています。そのなかのひとつに、 「プラズマを利用し、物質を疎水化・親水化させる」という実例があります。
今回はその疎水化・親水化について勉強していきましょう。
 

 

疎水化、親水化って何?

疎水化と親水化とはズバリ!
疎水化…水をはじくようになること。
親水化…水になじみやすくなること。
例えば机の上に水滴を落とした時、水滴はドーム状に机に張り付いていますね。 同じように、金属やプラスチック、ガラスなどに同じ量の水滴を落としてみると、素材ごとに水滴の大きさが違うはずです。 これが、どれだけ水になじみやすいかのひとつの指標になります。
つまり、水滴のドームが平べったければ水になじみやすく、モコッと高く水滴が乗っかっているような状態は水をはじきやすいと言えます。 プラズマを使えば、この水に対するなじみやすさを変化させることができるのです。
 

 

どうやって親水化・疎水化させるの?

プラズマ状態の雰囲気に物質をさらすと物質の表面がプラズマによって変化し、親水化・疎水化の機能を付加させることができます。これを「表面改質」と言います。
ただし、親水化させたい時と疎水化させたい時では発生させるプラズマの種類が違います。
 親水化…N2、O2 を含むプラズマ
 疎水化…F などを含むプラズマ
つまり、物質の表面に N や O を附加させると親水化し、物質の表面に F などを附加させると疎水化するのです。
次回はこのメカニズムをもう少し詳しく勉強しましょう。
 

 

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