鋼材中水素測定システム JTF-20Aシリーズ
製品の概要

特長
JTF-20Aシリーズ
鋼材中水素測定システム
鋼材の遅れ破壊の原因である水素の挙動を調べることは、鋼材の水素吸蔵量の変化、環境からの水素侵入量等を知り、遅れ破壊を評価する上で、重要な要素となっています。本システムは昇温脱離分析法(TDA)によって、炉温度を低温から 高温領域まで一定速度で昇温し、温度変化とともに放出される水素量を、ガスクロマトグラフ法にて連続測定し、温度に対する水素放出量を解析するものです。
- 特長
- ・ガスクロマトグラフ法を用いたTDA法により微量水素の測定が可能です。
- ・昇温速度、温度範囲等が任意に変更可能です。
- ・温度-放出水素量をグラフおよび一覧表で表示します。
- ・管状炉は開閉式で、取り扱いが容易です。
- ・過熱防止装置により、安全対策は万全です。
- ・水素以外の成分についても測定可能です。(オプション)
参考資料
製品の仕様と詳細
- 管状炉
- 型式:GTF-20A
方式:開閉式
昇温速度:50~300℃/hr
(任意設定可能)
最高温度:1000℃
石英管:外径25mm×長さ500mm
安全機構:異常加熱時ヒータoff,
シーケンスストップ
電源:AC100V 50/60Hz 1kVA
寸法:450(W)×350(H)×350(D)mm
- 自動ガスサンプラー
- 型式:GAS100シリーズ
試料導入:自動6方サンプリングバルブ
パージガス:高純度アルゴン(99.999%UP)
パージガス制御:デジタルマスフローコントローラ
(0~100ml/min)
安全機構:系内圧異常時シーケンスストップ
電源:AC100V 50/60Hz 200VA
寸法:505(W)×235(H)×615(D)mm
- ガスクロマトグラフ
- 型式:GAS1000T
検出器:熱伝導度検出器(TCD),プリアンプ内蔵
検出下限:0.5v/vppm
電源:AC100V 50/60Hz 1.5kVA
寸法:450(W)×415(H)×500(D)mm
- データ処理 ソフト
- ソフト:クロマト処理,シーケンス制御,放出水素量計算
測定結果一覧表,温度・流量・圧力グラフ表示,ブランク処理
- データ処理 型式
- 型式:JC2000