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初心者のための ガスクロ 講座番外編 第11回 熱電対について

ガスクロ 講座番外編

番外編第10回で勉強しました温調器に欠かせない部品、「熱電対」について勉強しましょう。

熱電対って何?

熱電対とは、温度を測る温度計のようなものです。私たちがよく知っている体温や気温を測る温度計は、ガラス管の中に水銀が入っており、その水銀の熱による膨張・収縮で目盛りから温度を読み取るタイプのものですね。 熱電対はそれとは違い、電気の力で温度を読み取る温度計なのです。

金属の材質と電圧

図のように、異なる種類の金属を接続し、輪の状態にします。
次に、2種の金属どうしの接続部を高温部と低温部というように、温度差を与えます。
すると、回路に電位差(電圧)が発生するという現象がおこります。(ゼーベック効果)この現象を利用し、片方の接続部に電圧計を設置すれば、温度を電圧計で測ることが可能になる、というわけです。

ガスクロで使用する熱電対

熱電対の特徴

●2種の材質の大きさに対して、発生する電圧は変動しない。(熱電対のケーブル長さによって、計測する電圧は変動しない)
●かなりの高温・低温域も計測できる。材質の組み合わせにより、3000℃もの高温も測定できる。(当然ですが、価格は高くなります)
●耐熱性が高い。高温域でも機械的強度が保たれる。